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Pyramid(Sand Canion,3-6)
限りも 途方もない 砂漠と空の狭間で
ゆらめいた蜃気楼
とおい 君が、見えたよ
足跡ない土の奥に 誰が埋まっているの
朝と夜を繰り返す 空はいつも知らぬ顔
静かな水槽の底で 誰が溺れているの
砂になって 風にまぎれ、君の頬を掠めたい。
散らばった思い出の 欠片を探しているの
お星様に願いを
どうか、わたしに君を
綺麗だけの夢の向こう 誰が眠っているの
砂になって 風にとけて、君の涙になりたい。
砕け散った心の 欠片を縫い合わせよう
お月様に涙を
そして、わたしに君を
太陽は残酷だ
夢を 夜ごと 飲み込んでゆく
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